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1.中国大陸の瓦
アジアで発見されている最も古い瓦は、中国西周時代初期のもので、陝西省の宮殿遺跡の発掘調査で出土しています。西周時代の初期といいますと、今から約三千年ちかくも昔のことです。その頃の瓦は大形の平瓦だけで、建物の棟や曲り屋ふうの屋根の谷間に使われたようです。

西周時代の中期になりますと、丸瓦と平瓦とが組み合わされて使われるようになります。そして西周時代の終りちかくの頃には、丸瓦の先端に文様をつけた部分「瓦当」がとりつけられるようになりました。ただ、その頃の瓦当は丸瓦の形のまま、半円形です。それで半瓦当と呼んでいます。文様として樹木や怪獣などが使われています。

その後、漢代になりますと瓦当は現在見られるような円形になります。文様として目出たい語句や宮殿の名などの文字を用いたり、朱雀や玄武などの四神を飾ったりします。それ以後には、蓮華文が用いられるようになります。中国の南の方では単弁蓮華文が、北の方では複弁蓮華文が用いられたようです。

軒平瓦が作られるようになるのはずっと後の時代になります。中国の瓦というと緑・青・黄などのうわぐすりをかけたものを思いおこします。敦煌の壁画などにもうわぐすりをかけた瓦を葺いた宮殿が描かれておりまして、6世紀初め頃の階の時代にはそうした瓦がすでに使われていたようです。


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