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6.平安時代の瓦

平安時代の初め頃、平安宮内裏や朝堂院、東寺や西寺で用いられた瓦の文様は、平城宮や東大寺などからすんなりとつながったものになっています。しかし、都の造営工事は大規模なものでありますし、経済的にも大きな負担がかかります。
そこで以前の宮殿、平城宮、難波宮、長岡宮といったところから建物がいくつも移されます。記録の上からも宮城門が平城宮から長岡宮へ移されたことが分かっております。そのような時には瓦もいっしょに運ばれます。ですから、平安宮内からは平城宮、難波宮、長岡宮から運ばれた瓦が大量に出土します。

平安時代半ば頃を過ぎると軒丸瓦の蓮華文は単弁が主流となり、瓦当の直径も小ぶりになります。小形化の傾向は平安時代後期にも及びまして、一部の例外はありますが、小ぶりの瓦で占められるようになります。しかも小ぶりながら大きさも形も千差万別といった状況です。
そして文様の種類は数百種類に及びます。この頃、政府自からが寺や離宮の造営を行う力がすでになくなり、各国に費用を負担させて資材そのものも各国から運びこまれました。そうしたことが瓦にもあらわれており、六勝寺や鳥羽離宮から出土する瓦の中には大和、讃岐、播磨、丹波、尾張などの国で生産されたものが大量に見受けられます。

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